猫ノミ対策やお薬の種類の特徴とメリット・デメリットは?全5選を徹底紹介!

 

 

今回は、猫ノミに感染した場合の具体的な対策の種類(ノミ取りクシ・ノミ取りシャンプー・電子ノミ取りホイホイ・ノミ取り首輪)と、駆除薬の種類(スポットタイプの薬剤)について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを説明したうえで、もっとも効果が見込める猫ノミのお薬とはどのようなものかをお伝えしていきます。

 

 

 

猫ノミ対策やお薬の投与を始めるタイミングとは?

 

猫ノミの対策やお薬の投与を始めるタイミングはどのような時がよいのでしょうか。具体的には、以下のようなケースに当てはまる場合は、すぐに検討すべきです。

 

 

・猫が少しでも外に出る機会がある、

または間接的に外部と接触する機会がある

 

室内飼いの猫の場合は、猫ノミ感染のリスクは室外に行く猫と比べると少なくなりますが、猫が少しでも庭やベランダなどの外に出る機会がある場合には、猫ノミ対策が必要になります。もちろん、室内飼いだとしても、人間の衣服や同居の犬に付くなどして部屋に侵入してきたり、網戸越しに野良猫から猫ノミに感染したりするリスクは避けられません。そのため、たとえ室内飼いだとしても、猫ノミのお薬の投与を検討すべきだといえるでしょう。

 

 

・野良猫の保護、飼育を始めた

 

野良猫の保護、飼育を始めることは素晴らしいことですが、一方で、飼うにあたっては事前の猫ノミ対策が必要になると考えておくべきです。さらに、マダニや耳ダニ、体内に宿る寄生虫である回虫などにも感染している可能性が考えられるので、保護した段階で動物病院を受診し、早期の対策を行いましょう。対策が遅れると、同居する猫や動物への感染の恐れがあるほか、人間への被害まで想定されます。

 

 

・子猫を飼い始めた

 

ペットショップやブリーダーから購入した子猫だとしても、猫ノミ・マダニ・耳ダニ・回虫などに感染しているケースは少なくありません。購入元であるペットショップやブリーダーから事前に感染の有無・ワクチン接種の有無・体調などの情報共有をもらうほか、念のため、動物病院で診察・検査を受けておくと安心でしょう。

 

 

 

猫ノミ対策やお薬の投与はいつまで必要?

 

 

猫ノミは、気温が13度以上あれば繁殖することが可能であると言われており、人間と猫が過ごす屋内の環境は、冬場でも13度以上が保たれていることがほとんどであるため、通年繁殖の危険性があります。特に、気温:18度〜27度、湿度:75%〜85%の環境が、猫ノミにとってもっとも繁殖しやすいと言われているため、春〜夏は特に注意が必要になります。

 

そのため、猫ノミ対策やお薬の投与については、基本的に通年で意識すべきであり、特に春〜夏はしっかりと実施する必要があるといえるでしょう。さらに、猫ノミは卵→幼虫→さなぎ→成虫→産卵というサイクルを持っており、1回の猫ノミ駆除薬の投与を行ったとしても室内のノミを根絶することはできません。そのため、猫ノミの繁殖を止めるためには、サイクルが終了するまで、定期的なお薬の投与が不可欠です。

 

 

 

人間に猫ノミの被害が出た時のお薬とは?

 

猫ノミは、やっかいなことに人間にも被害をおよぼすことがあります。具体的な症状としては、猫ノミが血を吸うことによって発生する激しいかゆみや、アレルギー性皮膚炎などが挙げられます。このような場合、対策のためのお薬は何があるのかを知っておきましょう。

 

 

・市販薬(ステロイド軟膏)

 

薬局などで市販されているステロイド軟膏など、かゆみ対策の市販薬を猫ノミに刺された患部に塗り込むと、一定の効果が見込めます。ただし、医療機関で処方されるお薬に比べると効果が弱いことは留意しておきましょう。あくまでも応急処置としてご利用ください。

 

 

・皮膚科の受診

 

猫ノミに刺されてしまった場合の応急処置として、アルカリ性の石鹸での洗浄&氷を用いたアイシング、ステロイド軟膏などの市販薬の塗布を挙げましたが、それでもかゆみが続く場合はアレルギー症状などを発症している可能性もあるため、早めに皮膚科を受診し、塗り薬・内服薬の処方を受けましょう。

 

 

 

猫ノミ対策やお薬、効果はどんなもの?

全5選のメリット・デメリットをご紹介

 

 

ここでは、猫ノミ対策の主流となっているお薬(スポットタイプ)を中心に、その他の対策のメリット・デメリットをお伝えしていきます。

 

 

・ノミ駆除薬

 

スポットタイプは滴下式猫ノミ駆除液などとも呼ばれ、猫の体表に薬剤を垂らすことで無理なく吸収させ、効果を発揮する猫ノミ駆除薬です。ほとんどの場合、薬剤を首の後ろ部分に垂らすのでグルーミングなどで猫が舐めとる可能性もなく、ノミの成虫については100%近い確率で駆除をすることができるため、効果としても申し分ありません。また、犬猫や人間のような脊椎動物には、副作用の心配もほぼないので安心できます。市販のものも売られていますが、動物病院で入手できるお薬は有効性・安全性が確認されていますので、推奨されます。

 

 

・ノミ取りクシ

 

ノミ取りクシによるブラッシングを定期的に行ってあげることで、愛猫に寄生した猫ノミを除去することができます。日頃の猫とのコミュニケーションも兼ねることができ、健康状態をチェックする習慣にもなるというメリットがあります。一方、ノミ取りクシだけでは猫ノミの幼虫や卵は除去しきれないため、駆除薬との併用は不可欠です(※猫ノミが成虫になって新たに寄生した時点で、駆除薬を使用して殺滅する必要がある)。

 

 

・ノミ取りシャンプー

 

ノミ取りシャンプーは体表についている猫ノミを洗い流すことができるだけでなく、卵などもある程度洗い流すことができるメリットがあります。ただし、シャンプー嫌いな猫の場合はストレスを与えてしまうほか、ノミ取りシャンプーのみですべての猫ノミを駆除できるわけではないことも留意しておきましょう。

 

 

・電子ノミ取り

 

ホームセンターやペットショップで購入することができるのが電子ノミ取りです。電子の光を利用して猫ノミを誘引し、粘着シートで捕獲します。たくさんのノミを一気に駆除することができるため、部屋の中に設置しておくと効果が期待できます。ただし、宿主である猫のノミ治療を進めないと、いつまでも一定数の猫ノミが繁殖してしまう環境は改善されずに残ってしまいます。電子ノミ取りはあくまでも補助的な猫ノミ対策として理解しておきましょう。

 

 

・ノミ取り首輪

 

手軽に手に入る猫ノミ対策として利用されているのが、ノミ取り首輪です。首輪によってノミ取りを行うため、猫への負担が少ないという特徴があります。ただし、市販のノミ取り首輪などは首輪付近へ多少の効果がある程度で、お腹・背中などの猫ノミが好んで生息する部位には効果を発揮できませんので、あまりおすすめできる猫ノミ対策ではないのが現状です。

 

 

 

愛猫のための猫ノミ駆除薬をお探しなら

「ブラベクト®スポット猫用」

 

愛猫のために最適な猫ノミ対策・駆除薬をお探しの場合は、先ほどご紹介したスポットタイプの中でも、「ブラベクト®スポット猫用」をおすすめします。動物病院で処方されるから安心して利用できる猫ノミ対策の駆除薬であり、スポットタイプであるため、投与による猫の負担が少ないほか、他のお薬と違って3ヶ月間も効果が持続するので、毎月の投与が必要なく、オーナー様の手間も省くことができます。さらに速効性も高く、投与後1〜2時間で効果が現れ始め、8〜12時間後にはほぼ100%の成虫を駆除することが可能です。猫ノミ対策について、効果が高く、猫にやさしいお薬をお探しだったオーナー様は、この機会にぜひ「ブラベクト®スポット猫用」の利用を動物病院にご相談ください。

監修者情報

MSDアニマルヘルス株式会社 コンパニオンアニマル事業部 テクニカルサービス
獣医師 釜田 尚彦
東京大学農学部獣医学科卒

運営者情報

  • MSDアニマルヘルス株式会社
  • 住所:東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア
  • お問い合わせ:msdah.help@gmail.com
製品情報(ブラベクト®スポット猫用) | 猫ノミ・猫マダニ対策・駆除なら3か月に1回 | ブラベクト® 猫用

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