猫の餌のあげ方&選び方とは?餌の量・あげる回数・餌を吐く場合の対処方法などの基礎知識をご紹介

 

 

猫の餌にはドライフードやウェットフード、CMで人気のある「チュール」のようなおやつなど、様々な種類があります。今回は、猫にあげる餌について、餌の量・あげる回数・吐いてしまった場合の対処方法など、知っておきたい基礎知識を詳しくお伝えしていきます。

 

 

 

猫の餌はドライまたはウェットフードの「総合栄養食」を選ぶ

 

 

猫の餌は、結論、ドライフード・ウェットフードのどちらでも問題ありません。重要なことは、1日の必要摂取カロリーと栄養バランスが取れているかどうかです。猫の好みにもよります。

 

ドライフード・ウェットフードはそれぞれの利点がありますので、ここでご紹介しておきます。

 

 

・ドライフードのメリット

 

ドライフードとは、いわゆるカリカリとしたキャットフードのことを意味しています。ウェットフードと比べると日持ちがするため、保存しやすいのがメリットです。

 

ただし、猫は食べ物を判断するときに、発するニオイを重視しています。そのため、たとえドライフードであったとしても、香りが維持できる開封2週間以内には与え切るようにしましょう。

 

 

・ウェットフードのメリット

 

ウェットフードは、ドライフードと比べて日持ちしないため、基本的には1〜2回分の食べきりサイズを与えることになります。

 

ウェットフードは水分が多いため、あまり水を飲まない猫や、泌尿器系の疾患のある猫にはおすすめです。また、ウェットフードは腹持ちが良いため、食いしん坊の猫にはおすすめの餌だと言えます。

 

 

・ドライフードまたはウェットフードは「総合栄養食」を選ぶこと

 

猫の餌は、ドライフードでも、ウェットフードでも、猫の好みや飼い主の管理方法に合ったものを選べば良いでしょう。ただし、毎日与える食事の場合には、「一般食」ではなく、必ず「総合栄養食」を選ぶようにしてください。

 

 

・「一般食」は主食抜きのおかずのようなもの

 

「一般食」とは、人間に例えるならば、おかずのようなものです。素材を煮ただけのウェットフードなどは、一般食にあたります。人間の場合でも、おかずにはお米やパンを合わせないと、総合的な栄養を摂ることができません。そのため、「一般食」は足りない栄養を補う分にはメリットがありますが、主食とするのは不向きです。

 

 

・「総合栄養食」は栄養バランスのとれた完全食

 

その点、「総合栄養食」はバランスの良い栄養が摂取できる、人間でいえばおかずとお米やパンが合わさった、完成された食事です。「総合栄養食」の表記は、ドライフード・ウェットフードともに、パッケージに記載されていますので、購入の際に確認するようにしましょう。

 

 

 

猫の餌は子猫〜成猫の成長に合わせて回数を分けるのがベスト

 

 

 

 

・猫の餌は1日3〜6回に分けて与える

 

猫の餌は、子猫〜成猫になる成長に合わせて、1日のカロリー摂取量を小分けにして与えるのがベストです。

 

生後4ヶ月程度までは1日5〜6食ほど、生後6ヶ月程度までは1日3〜4食ほど、生後6ヶ月以降は1日2〜3食ほど、分けて餌を与えると良いでしょう。

 

また、子猫の成長には個体差があるものの、生後10〜12ヶ月程度までは子猫用フードを与え、そこから、少しずつ成猫用のフードに切り替えるようにします。

 

 

・水はいつでも飲めるように新鮮なものを常備

 

なお、お水については、食事の時以外でも、猫の喉がかわいたらいつでも飲めるように、ボウルなどに入れて用意しておきましょう。水は鮮度の良い、清潔なものを準備するように心がけ、長期間放置するのは避けてください。

 

最近では、猫用の自動給餌機や自動給水機などもあるため、家を空けることが多い場合などには、これらの機器を用意しておくと、留守中も安心できます。

 

 

 

猫の餌の量はどれくらいが良い?

 

 

猫の餌の量は、与えているフードのパッケージに記されている分量および摂取カロリー量を参考にしつつ、調整して与えるのがベストです。

 

よくあるのが、猫が餌をすぐに食べきってしまっておねだりされるため、さらに追加であげてしまうケースです。適正な餌の量や摂取カロリー量をオーバーしてしまう可能性が高いため、控えるようにしましょう。

 

もしも、猫が餌を与えた時に食べない場合でも、時間をおけば食べることがあります。猫はマイペースな動物なので、過度に不安がる必要はありません。もともと食が細い猫の場合は、好みに合った食べやすい餌を探してあげるのも大切です。

 

ただし、あまりにも食べない時間が続いたり、下痢をしていたり、やせ細っていたりする場合は、何らかの病気である可能性があります。その際には、動物病院で獣医師による診察を受けるようにしてください。

 

 

 

猫の餌を切り替えるときに気をつけたいポイント

 

 

 

 

・同じメーカーの別のキャットフードに切り替える場合は混ぜて与えて様子を見る

 

猫の餌を切り替えなければならないタイミングが訪れることがあります。これまであげていたフードの種類がリニューアルされたり、販売中止になったりすることも考えられます。

 

そのような場合には、同じメーカーのフードであっても、すぐに切り替えるのではなく、今まで食べていたフードに少しずつ新しいフードを混ぜて、慣れさせてあげてください。そのうえで、1週間程度、大便の様子を見て、お腹を下すなどの症状がないかを確認し、問題なければ移行するようにしましょう。

 

 

・違うメーカーのキャットフードに切り替える場合は混ぜて与えず、1社のみに絞る

 

ただし、違うメーカーのキャットフードを混ぜて与えるのは、あまりおすすめできません。キャットフードは、各メーカーが総合的な栄養バランスを考えて製造しているため、混ぜて与えるとバランスが崩れてしまう恐れがあります。そのため、違うメーカーに切り替える場合は、1社だけのものに絞って与え、様子を見るようにしてください。

 

 

・基本的に同じ種類のキャットフードを与え続けても問題はない

 

なお、「同じ種類の食事をずっと与え続けたら、いつか飽きないのだろうか」と心配になってしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、基本的に同じ餌を猫に与え続けても、総合栄養食であれば、健康上の問題はありません。

 

ただし、味覚には個体差があるため、フードを変えることで嗜好性がアップして食欲が出る場合には、ローテーションでフードを変えるなどの工夫をしてあげると良いでしょう。

 

 

 

猫が餌を吐いてしまうときはどうすれば良い?

 

 

先ほどもお伝えしたとおり、猫は一度の食事を小分けにして与えることがベストとされています。そのため、空腹時に猫に餌を与えた場合、すごい勢いで食べ切るものの、すぐに吐いてしまうことがあります。これは、空腹のお腹にいきなりたくさんの餌を入れてしまい、胃がびっくりして拒否反応を起こしている症状です。

 

このような症状が見られる場合には、餌を2〜3回分の小分けにして、5〜10分程度の感覚で、ちょっとずつ与えるようにしましょう。また、食後に水を大量に飲んだことが原因で、餌を吐くこともあります。そのような癖がある猫には、食後30分程度はお水を与えないように工夫してください。

 

 

 

猫が餌を食べないときや、何度も吐いてしまうときは、動物病院で獣医師の診察を検討

 

 

今回は、猫の餌の選び方や与え方について、知っておきたい基礎知識をお伝えいたしました。猫は気分屋の動物ですから、焦らずに様子を見ながら、気に入った餌を見つけてあげましょう。

 

ただし、猫が餌をいつまでも食べないときや、食べても何度も吐いてしまうときは、何らかの病気にかかっている可能性があります。このような症状がみられた場合には、動物病院で獣医師から診察を受け、早期の原因究明のうえで、治療を受けさせるようにしてください。

監修者情報

MSDアニマルヘルス株式会社 コンパニオンアニマル事業部 テクニカルサービス
獣医師 釜田 尚彦
東京大学農学部獣医学科卒

運営者情報

  • MSDアニマルヘルス株式会社
  • 住所:東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア
  • お問い合わせ:msdah.help@gmail.com
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