〜愛犬とアウトドアを思い切り楽しむために〜ノミ・ダニのケア方法の心構えとは

愛犬のカノンちゃん(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、メス、7歳)と、レジーナリゾート軽井沢御影用水に宿泊にいらっしゃったのは、森さんご夫妻。カノンちゃんを飼う以前から、20年近くにわたり、カノンちゃん含めて3匹の飼育経験を持つベテランオーナーです。いち早くブラベクトの利用を始めたご夫妻に、おでかけの際のノミ・ダニ対策のコツ、愛犬とアウトドアで思い切り遊ぶための心構えなどをお伺いしました。

ゲージを見たら「おでかけできる!」と喜ぶ愛犬と共に旅行を楽しむ

Q. 愛犬であるカノンちゃんとの出会いを教えてください。

カノンはうちの二代目のキャバリアなんです。もともと、初代のキャバリアがいて、さらにもう一匹、公園で保護した雑種犬も飼っていました。初代のキャバリアが12歳で亡くなったので、そのタイミングでカノンを迎え入れました。雑種犬は18歳まで生きたので、大往生でしたね。まだ子犬だったカノンの面倒をよく見てくれていました。

Q. 愛犬にキャバリアを選んだ理由はどのようなものでしょうか。

キャバリアに関する本を書いているほど詳しい方が身近にいたので、その方から紹介してもらったのがきっかけです。そこで、キャバリアの毛並みの美しさや、愛らしさに、もうハマってしまったという感じですね。キャバリア自体が初心者でも飼いやすいような性格でもあり、世話もしやすいだろうと考えました。

Q. 躾(しつけ)に関しては、どのようにされていますか。

うちのカノンについては、厳しい躾は全くしていないんです。きちんと飼い主がワンちゃんとコミュニケーションをとっていれば、自ずと良い性格になっていくと思いますよ。長く付き合っていくためには、愛犬に躾を押し付けるのではなく、信頼関係を築いていくことが大切です。カノンは今、小学校の訪問活動にも参加していて、子供たちとのコミュニケーションも楽しくとっています。なお、小学校に訪問活動をするにあたっては、念のためトレーナーさんにお世話になりました。

Q. 愛犬とは旅行などの遠出をされることはありますか?

先代の雑種犬が元気だった頃は、車酔いの症状がとても強い子だったので、当時は一切、旅行などには行けませんでしたね。一方、カノンは車酔いがありませんので、今は車でよくおでかけをするようになりました。カノンは車が大好きなので、ゲージを出してきたら「おでかけできるんだ!」というふうに興奮して大変です(笑)。旅行については、泊まりも日帰りも、両方行きますね。子供たちもすでに成人しているので、夫婦2人とカノンで、静岡県や千葉県など、車で行ける範囲に楽しく出かけています。

宿泊施設を選ぶ時は、愛犬と遊べる散歩コースを必ずチェック

Q. レジーナリゾート軽井沢御影用水は、今回初めてお越しになったとのことですが、過ごしてみての感想はいかがでしょうか?

ペット同伴の宿泊施設として、グレードはとても高いのではないでしょうか。チェックインの際の説明や、対応ひとつにしても、かなりしっかりとしている印象です。ペット同伴の宿泊施設というのは、本当にピンからキリまであり、設備が充実していないケースなども中にはあります。その点、レジーナリゾート軽井沢御影用水は、施設全体がペットと過ごすことを前提に設計されているので、ペットオーナーとしてはとても過ごしやすい環境が整っていると思いました。

Q. 宿泊施設を選ぶポイントを教えてください。

ドッグランなど、愛犬を遊ばせるスポットがあることはもちろん大切ですが、それよりも、自然の中でペットを自由に遊ばせる環境が整っていることが重要ですね。特に、散歩のコースに注目しています。その点、レジーナリゾート軽井沢御影用水は、周りに美しい用水路や山林があり、素晴らしい環境が整っていると感じられました。

Q. 愛犬とおでかけするときに、遊ぶ道具などで持っていくものはありますか?

投げて遊ぶことができるボールなどは持っていくようにしています。ただ、基本的には、カノンと一緒にのんびりと過ごす時間を大切にしています。カノンは散歩が大好きで、匂いかぎをするのもとても好きです。新しい土地の匂いをかぐことが、犬にとってのリラックスにつながります。

ノミ・ダニ対策のブラベクトはスポットタイプより格段に処方が楽

Q. 散歩中の匂いかぎなどは、ワンちゃんにとって楽しみである反面、草むらなどに顔を突っ込んだりすることで、ノミ・ダニがつくことがあると思います。これまで、どのようなノミ・ダニ対策を行っていらっしゃいましたか?

おっしゃるとおりで、やはりノミ・ダニ対策については気を配っています。もともとは、スポットタイプ(首の付け根に直接、薬を垂らして浸透させる)の処方薬を獣医さんからもらっていたのですが、獣医さんから「良い薬がある」ということで、昨年にブラベクトを勧めてもらいました。

Q. ブラベクトはチュアブルタイプ(美味しく食べられる経口タイプ)の処方薬ですが、スポットタイプと比べるとどんな点にメリットを感じていますか。

スポットタイプはとにかくカノンが嫌がって大変でした。首の付け根に薬を垂らさなければならないのですが、ベタベタ感が気になるみたいで、絨毯に何度も体を擦りつけたりすることがありました。キャバリアのように毛が多いと、皮膚まで薬をきちんとつけてあげるまでに、なかなか手間がかかります。その点、ブラベクトはまったく嫌がることもなく喜んで食べてくれるので安心です。ソフトチュアブルで、見た目もおやつそのものですから、よほど食に対しての問題がない限りは、ほとんどの犬が喜んで摂取するのではないでしょうか。

Q. スポットタイプの処方はどれくらいの頻度で行うものでしょうか。

月1回ですね。処方する時間は数分以内にはなんとか終わるのですが、薬をつけた後のカノンの仕草が見ていてかわいそうで、どうにも苦手でした。身体に薬をつけられることを嫌がっているのがわかるので、飼い主としては良い気分ではありませんでしたね。

獣医さんからの処方薬だから、愛犬とアウトドアで遊ぶのにも安心

Q. ブラベクトは処方してから3か月は効果が持続するとされていますが、毎月スポットタイプを処方する場合と比べて、いかがですか?

最初に「効果が3か月持つ」と聞いて感じたことは、それだけ効果が持続するということは、ペットの身体に負担がかかるような強い薬なのかもしれないということでした。もちろん、3か月効果が続くというのは、利便性を感じる点でもあるとは思いますが、一方で、ペットの身体に負担がないかが心配だったのです。しかし、獣医さんからブラベクトの安全性をお聞きして、処方を始めました。

Q. 獣医さんから「3か月効果が持続する」「安全性についてしっかり検証されている」といった詳細を確認できたからこそ、ブラベクトの利用を始められたということでしょうか。

獣医さんからは、実際に、ブラベクトに関する症例を集めているというお話も聞かせていただきました。すでに処方を行っている犬のオーナーさんからも好評で、安全性も確認できているとのことだったので、安心して利用できると思えたというところは大きいですね。アウトドアで愛犬と遊ぶときにも安心できます。

ノミ・ダニ対策さえすれば、愛犬とアクティブな遊びを楽しめる

Q. ノミ・ダニ対策が重要だと感じたきっかけなどはありますか?

最近、関西のほうではマダニによる健康被害がよく聞かれていますよね(※関西ではマダニを媒介とする重症熱性血小板減少症候群:通称SFTSや、日本紅斑熱による死亡例も出ている)。マダニはかなりやっかいだなと感じていまして、日頃から対策を心がけています。今飼っているカノンについては通院と処方を徹底しているので、直接ノミ・ダニの被害にあったことはないのですが、最初に飼っていた公園から拾ってきた保護犬には、ノミ・ダニがたくさんついていましたね。それこそ、何百匹単位でついていたと思います。お風呂に入れて、ブラッシングをして、丁寧にとってあげる必要がありました。

Q. そのような経験から、ノミ・ダニ対策を徹底されるようになったのですね。

草むらや、犬が好みそうな環境には、ノミやマダニが生息していることがあります。それが身体につくことで、健康被害に及ぶわけですが、そうしたメカニズムを知っているからといって、林や茂みを避けて散歩をしていたのでは、愛犬がかわいそうです。ですから、リスクを理解したうえで、しっかりとノミ・ダニ対策を徹底して、散歩に連れていってあげたり、アウトドアで思い切り遊んであげたりして、アクティブに楽しむことが大切ですよね。

Q. 世の中的にはまだまだ処方薬を利用する習慣のないオーナーさんも多いと言われています。ブラベクトのような処方薬を試してみようと思っているオーナーさんに、アドバイスがあればお願いいたします。

マダニなどは先ほども話したとおり、飼い主や家族にも危険が及ぶような感染症の原因になることもあるわけですから、ノミ・ダニ対策を徹底することはオーナーとしての義務とも言えます。処方薬に対して意識が低いオーナーさんがいらっしゃるならば、ぜひとも意識を高く持って、ケアをしてあげてください。また、獣医さん側からも積極的にノミ・ダニ対策の必要性を広めていただければと思いますね。たとえば、春には狂犬病の予防接種に行くということは法律上でも決まっています(※狂犬病の予防接種は法律で決められた飼い主の義務)。その時期には必ず獣医さんのもとに行くわけですから、狂犬病の予防接種と同時に、ブラベクトのような便利なノミ・ダニ対策の処方薬があるという情報を伝えていただければ、世の中のオーナーさん達の意識も変わっていくのではないでしょうか。

貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。