犬が病院を嫌がる理由は何?動物病院へ安心させて連れて行く方法を解説

 

犬を動物病院に連れて行くことは、ワクチン接種、定期健診などのために必要な行動です。しかし、中には犬が病院嫌いで行きたがらずに困っている飼い主の方もいらっしゃることでしょう。今回は、犬が病院を嫌がる理由について解説した上で、どうすれば動物病院へスムーズに連れて行くことができるのかをご紹介していきます。

 

 

犬が動物病院を嫌がる理由とは

 

・病院の環境そのものに慣れずにストレスとなっている

犬が動物病院を嫌がる理由として、病院の環境そのものに慣れることができずにストレスとなっている可能性が考えられます。病院には、犬が普段は嗅ぐことのない薬品の匂いや、他の人や動物の臭いなどが溢れかえっています。

特に待合室は、他の人や動物との物理的な距離も近くなるため、それが原因で犬のストレスが増幅し、病院嫌いにつながる可能性があります。

 

・病院で嫌な思いをした過去がトラウマになっている

犬が動物病院で一度でも、痛み、苦しみ、怖さを経験してしまうと、それがトラウマになって、病院=嫌なことをされる場所と認識してしまう可能性が考えられます。例えば、注射をされたことが嫌だったり、爪切りで深爪されたことで痛みを感じたりすると、犬にとってはそれがトラウマになります。

また、診察台が高いところにある病院が多いと思いますが、犬は高いところを嫌がる傾向があるため、診察台に乗せられること自体がトラウマになってしまっている犬もいます。

 

・病院に置いていかれるかもしれないと不安になっている

動物病院で避妊手術などを受けたことがあって入院の経験があったり、長期の留守番で動物病院に併設されているペットホテルに泊まったことがあったりする犬は、「また置いていかれるのではないか」という不安を感じて、病院嫌いを引き起こすことがあります。

犬は飼い主のそばにいることを喜びに感じるタイプの動物であるため、病院に行くと飼い主と離れ離れにされてしまうという不安のイメージが定着してしまうと、病院嫌いの原因になることが考えられます。

 

 

犬が病院嫌いを起こしているときの行動について

 

 

・攻撃的な動きをする

犬が病院嫌いを引き起こす際には、いつもは吠えたり暴れたりしない犬でも、突然攻撃的な動きをすることがあります。具体的には、獣医師や看護師が犬に触れようとすると、噛み付こうとしたり、威嚇をしたりするケースが見られます。飼い主にも攻撃的な態度を見せることがあるので十分に注意しましょう。

 

・怖がって動かなくなる

動物病院の入り口、待合室、診察室などの前に来ると、怖がって動かなくなってしまうのも犬の病院嫌いが引き起こす行動だと言えます。診察台の上で獣医師にお尻を向けたまま全く動かなくなってしまう犬もいます。

 

・粗相をしてしまう

犬が強い病院嫌いの症状を引き起こしている場合は、おしっこや大便を漏らすなどの粗相をしてしまうことがあります。高所が苦手な犬もいるため、診察台の高さに怯えて粗相をしてしまうというケースも見られます。

 

・キャリーを見ただけで拒否反応を起こす

犬の病院嫌いが強い場合、キャリーを見ただけで「動物病院に連れていかれるのではないか」と条件反射的に思い、怯えたり、逃げ出したり、隠れたりするケースがあります。

 

 

犬を動物病院に連れて行く際のストレスを軽減させる方法とは

 

 

・かかりつけの病院を決めて慣れさせる

愛犬を動物病院に連れて行く場合には、複数の病院に連れて行くのではなく、かかりつけの病院を決めて慣れさせるのが良いでしょう。通う場所をひとつの病院に絞っておけば、病院の環境や獣医師との関係性にも慣れて、動物病院を嫌がる癖が治っていく可能性があります。

 

・動物病院に連れて行くことを犬に気づかれないようにする

動物病院に行く際に、キャリーを出すなどして慌ただしく準備を行なっていると、その様子に犬が気づいて病院嫌いの癖が出てしまう可能性があります。また、飼い主が普段とは違う緊張感を出していると、それが犬に伝わることも考えられます。そのため、たとえ動物病院に行く日だとしても、普段通りリラックスして過ごすことが大切です。

 

・動物病院に連れて行った際には必ずおやつをあげるようにする

動物病院に行くことに少しでもプラスのイメージを持たせるためにも、ご褒美としておやつをあげる習慣をつけましょう。ケージに入る、動物病院の前につく、診察室に入る、診察を終える、といった動き毎におやつをあげるようにすることで、犬になるべく好印象を持たせるように心がけてみてください。獣医師や看護師に慣れてもらうために、おやつを与えてもらうのも効果的でしょう。

 

・犬が拒否反応を引き起こしているときに叱りつけない

犬が病院嫌いの状態になっているときに、無理に叱りつけないようにすることも大切です。飼い主としては、何とかして病院へ連れて行きたいという思いがあるでしょうが、そこで怒ってしまうと逆効果となり、さらに病院への拒否反応が強くなってしまう危険性があります。そのため、病院への拒否反応が強く出ている場合は無理に叱りつけることは避け、犬が落ち着くまで様子を見るか、外で遊んであげるなどしてリフレッシュさせることを心がけてみてください。

 

・普段の散歩コースで病院の前を必ず通るようにする

動物病院の近くに行くことに慣れさせるために、普段の散歩コースで病院の前を必ず通るようにすることも、工夫のひとつだと言えるでしょう。毎日のように病院への道のりを歩くことで、通院にかかるストレスを軽減し、犬の緊張感をほぐすことができます。また、爪切りや定期健診などのために、動物病院に日頃から連れて行くことも効果的です。病院に通うことが日常の一部になれば、犬もその状態に慣れていく可能性があります。

 

・自宅でクレートトレーニングを行う

クレートとは、犬を収容するサークルやケージなどよりもひと回り小さいケースのことです。クレートトレーニングとは、クレートに慣れさせるためのトレーニングで、慣れさせておくことで通院にも有利となります。通院のときにだけ出てくるクレートやケージには悪いイメージがつきやすいので、普段からクレートトレーニングを行うことで、慣れさせるように工夫しましょう。

 

・動物病院で実施されているしつけ教室(パピークラス)を受講させる

生後2〜4ヶ月の子犬と飼い主を対象として、しつけ教室(パピークラス)を実施している動物病院があります。このプログラムに参加することで、飼い主以外とも関わりを持つことを覚え、社会性を身につけることができます。また、クラスを通して獣医師や看護師と触れ合うことで、病院嫌いを防ぐことができる可能性も高まります。

 

・病院から帰ってきたらよく褒めてしっかりと触ってあげる

犬が病院を嫌いになる原因として、飼い主との慢性的なコミュニケーション不足も理由のひとつに考えられます。触られること自体に慣れていないと、病院での触診、爪切り、耳掃除といったケアも満足に受けることができません。動物病院に通院して帰ってきたら、よく褒めてしっかりと触ってあげるようにしましょう。

 

 

犬が病院を嫌がる理由をしっかりと理解した上で、動物病院に連れて行くことを習慣化することが重要

 

今回は、犬が病院を嫌がる理由について解説した上で、どうすれば動物病院へスムーズに連れて行くことができるのかをご紹介してまいりました。

犬が病院を嫌がる理由をしっかりと理解した上で対策を立てれば、動物病院に連れて行くことを習慣化することができることがお分りいただけたのではないでしょうか。

病院に連れて行くことを日常の一部にすることで、犬の病院嫌いを克服できる場合があります。病院嫌いが治らないときは獣医師に相談することも有効ですので、思い悩む前にぜひとも試してみてください。

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